デザイン関連の仕事をしていると、避けて通れないのが提出物に対する修正です。
修正って作ったもののクオリティーを上げるためには必要な工程なんですが、たまに「一体いつ終わるの?」って位出る時があるんですよね。
そんな修正について、思った事を書きつらねました。
目次
終わらない!お金も出ない!
仕事をしていると、1回の納品でOKが出るなんて事はまれで、大抵は何回か修正する事になります、多分ね。
普通の修正なら問題ないんですけど、厄介なのがいつまでたっても終わらない修正。
挙句の果てには「最初からやり直して!」・・・みたいな状況になる事も・・・こうなったら、もう最悪です(汗
ぶっちゃけお金がもらえるなら、ずっと修正していてもOKだけど、実際は「お金出ません!」みたいなクライアントが多いですからね(汗
デザイナーの実力不足が理由じゃない場合も
デザイナーの実力が足りてなくて、修正がかさんでしまう・・・こんな場合はデザイナーがスキルを磨くしかないです。でも、そうじゃない修正と言うのもわりとあるんですよ。
例えば「最初からやり直し!」って場合、それだけ見るとデザイナーの力が足りていないように見えますが、もし、こういった流れだったらどうでしょう?
分かりやすいように飲食店で例えてみました。
飲食店で例えると「お前は何を言っているんだ?」と言う状況ですが、デザインの仕事だとこれを押し通してくる人がわりといます。
会社からお金を貰っている以上相手もプロな訳ですが、それでも起こっちゃうんです(汗
こうなってしまった場合、デザイナーは必ずしもアイスに作り直す必要はありません。今後も付き合うつもりなら、修正すればいいと思うけど良い未来は想像できないですよね(汗
アイコンを作るならこんな流れで進めるかな
もし初心者相手に仕事をするなら、作業を始める前にこの位は聞いておくと良さそうです。
そのアイコンは何に使うのか?(作るサイズを決めるため)
どんなテイストのイラストにするのか?(ネットで画像を集めて、こんな感じですか?と確認する)
修正回数や料金(修正回数や出来る事と出来ない事の説明)
お金と求めているクオリティーがかみ合っていない場合
これも良くあります。例えば、5000円で依頼されたロゴなのに、任天堂クラスのロゴと比べて「あーだこーだ」言われても困っちゃいますよね。
デザイナーは良いものを作るために、努力する事は必要です。でも良いものって、お金と時間がかかってますからね。
みもふたもないですが、一流企業と同じクオリティーのロゴを作るなら、同じデザイナーに頼めば良いんです(笑
確認・・・そして確認。当たり前の事でも確認する。
クライアントがアイスを食べたかったのに、ラーメンを注文してしまったと言う話をしましたが、こんな事態を減らす方法があります。
それは、少しでも辻褄が合わない所があったら確認する事です。
確認をしない理由として、めんどくさいから、コミュ障だから、クライアントが言っているから大丈夫だろう!などがありますが、確認は当たり前の事でもきっちり確認した方が良いです。
中にはこんな事も確認するの?みたいな事もありますが、僕は相手にどう思われようとも、不明点があるなら確認する事にしています。
車の運転と同じで「大丈夫だよー」と言われても、失敗したら責任を取るのは自分なので(汗
それに、確認した方が迷いなく作業が出来ますし、理不尽な修正が来ても「確認したよね?」みたいな事が言えるのでオススメです(注意点として物腰はやわらかく(笑)
確認をする事が手間だったり、いやなプレッシャーを感じる事もありますが、確認を怠ったが為に巨大な修正が発生したら、めっちゃつらいので(汗
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時には修正指示をうたがう事も必要かも?
修正対応はクライアントの指示にしたがって対応を進めますが、仕事をしていると「それって本当に修正したい事なのかな?」と思える指示をもらう時があります。
例えばキャラ絵を描いていて「バランスが悪いので、手の位置を修正してください」と指示が来たけど、いくら手の位置を直しても、一向にOKがでない・・・みたいな(汗
そういう時ってクライアントが違和感を感じている箇所が手じゃないかも知れないんですよね。
例えばキャラ(手)はOKだけど、周りに配置しているモノのせいでバランスが悪く見える・・・みたいな。
なので、もらった修正に対してデザイナーが違和感を感じたら、「こういう意図(認識)ですか?」と質問する大事です。
無限利テイクを回避するためにも。無限リテイクになっちゃうと納期のびのびで、どちらも幸せになれないですからね(汗
指示とは違うけど、こっちの方が良いと思う案がある場合
作業をしていると貰った修正指示とは違うけど「こっちを直した方が効果がありそうじゃない?」みたいな時があります。
その場合はクライアントの修正をこなしつつ、もう1つのパターンとして自分の案も提出します。時間に余裕があればですが(汗
優先順位としてはクライアント案が最優先なので、自分の案は時間があれば作ります。
いくら自分の案が良いと思っていても、クライアントの修正指示を無視したら「なにやってんの!」って話になっちゃうので(汗
修正の意図を想像する力が大事
あと大事なのはクライアントの修正意図を汲み取る力。ようは想像力です。
相手が目指しているゴールや、その修正でやりたい事を理解しようとすれば、おのずと修正がスムーズに進む様になります。
相手の意図を想像する事が出来れば、クライアントの目指しているゴールから外れた指示が来ても、質問(指摘)する事もできるので。
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最後に・・・
今僕はデザイン関連の仕事をしていますが、そう言う仕事って思ったよりも確認作業が重要なんですよね。
もちろん、デザイン自体のスキルも重要ですが、確認や意思疎通が雑だと、めっちゃ修正がかさむんですよ(汗
例えばAとBが同じやり方をしていて、Aの修正だけ来たとします。この時「Bは修正しなくてもOKなんですか?」と質問できるのが、すごく大事です。
こういう事ができないと、後でいっきに修正が来たりするんです。怖いですね(笑
以上です!
この話が何かの気づきになれば、嬉しいです。