この記事では、動画を作るソフトとして有名なアドビのアフターエフェクト(以下 AE)を使うとどんな動画が作れるのか?やアフターエフェクトをはじめるにはどうすれば良いのか?を紹介したいと思います。
目次
アフターエフェクトはアニメーションや動画の加工が得意なソフト
AEはアニメーションや動画加工、エフェクト作成などが得意です。
AEを使うと、ロゴにアニメーションをつけたり、CMによくあるキラキラした星エフェクトを作ったり・・・という事が出来ます。
こちらの動画もAEで作りましたが、標準機能だけでもこんな感じの動画が作れます。
フライングだけど、令和の動画作りました。3DだとAEが重い。 pic.twitter.com/NJoAkuO5j7
— あずま@動画師 (@azuma_on) April 29, 2019
下記にざっくりとAEで出来ることをまとめたので「AEって何が出来るの?」という時に参考にしてください。
- 単純なテキストの表示とアニメーションができる
- 3Dの文字が作れる(3D機能は高めのPCスペックが必要)
- エフェクトが作れる
- イラストを描く
- 3Dモデルを作る(有料プラグインがあれば可能)
- 長い動画の編集
ちなみに「AEが苦手な事」にあげた内容はAEでも出来ますが、非効率なため普通はそれらが得意な専用ソフトで作成する事が多いです。
アフターエフェクトに有料プラグインは必要なの?
アフターエフェクトを使っていると気になるのが有料プラグイン。
ハイクオリティーな動画を作っている人は必ずといっていいほど有料プラグインを使っていますが、結論から言うと最初は必要ありません。
理由としては有料プラグインは高価で設定が複雑なものが多いため、AEに慣れないうちから購入しても使いこなせないからです。
そのため有料プラグインの購入はある程度AEに慣れてから、というのが個人的な見解です。
あと作りたい動画の方向性が定まっていないと、せっかくプラグインを購入しても「思っていたのと違ったな・・・」と言う結果にもなると思うので(汗
アフターエフェクトとプレミアの違い
AEと一緒によく名前があがるのがアドビのプレミアです。(プレミアはアドビ製のソフト名です)
2つの違いはAEは動画の加工が得意なのに対して、プレミアは動画を切ったり繋げたりの動画編集が得意です。
まとめると下のような感じですね。
- AE・・・動画に対する加工(エフェクトなど)が得意
- プレミア・・・動画を切ったりつなぎ合わせたりする動画編集が得意
アフターエフェクトをはじめるにはクリエイティブクラウドの購入が必要
AEは有料ソフトのため使用するには月額制のクリエイティブクラウドを購入する必要があります。以前のアドビ製品は買い切り型で利用できましたが、今は全て月額制になりました。
月額制以前のCSというバージョンであれば買い切りで使えますが、CSは少し年代物なのとアドビのサポートが終了しているため、今からなら基本クリエイティブクラウドを使う事にになると思います。
アドビ製品を使うにはクリエイティブクラウドを購入し、アドビ製品を使う権利を得る必要がある。
またクリエイティブクラウドは月額いくらと言う形で料金を支払う必要がある。
クリエイティブクラウドだとAEはいくらで使えるの?
クリエイティブクラウドにはいくつかのプランがありますが、AE単体のプランですと月額2,480円になります。(2019年5月1日現在)
もしAE以外のソフトを使うのであれば「コンプリートプラン」と言うアドビ製品全てが使えるプランがおすすめです。
ただ「コンプリートプラン」は月額5,680円とちょっと高めの価格設定なので、イラストを描いたり動画加工または編集など色々やりたい人向けです。
クリエイティブクラウド体験版のお試し期間は7日間
またアドビ製品には7日間の体験版が用意されているので、クリエイティブクラウドを購入する前には体験版を試すのがおすすめです。
学生や教職員ならクリエイティブクラウドが安く購入できる
クリエイティブクラウドは学生と教職員向けのモデルがあり(使える機能は同じ)そちらの購入資格があれば、クリエイティブクラウドを通常よりも安く購入する事ができます。
もし学生・教職員版を使う事ができれば、単体プランの月額2,480円が月額980円に!
下記は学生・教職員版のクリエイティブクラウドを使うとどの位安くなるのかを表にしたものです。
単体 | コンプリートプラン | |
一般 | 2,480円/月 | 5,680円/月 |
学生・教職員版 | 980円/月 | 1,980円/月 |
また学生・教職員版の購入資格について下記にくわしく書かれていますので購入の際は確認してみてください。
ちなみに購入資格が無いのに学生・教職員版を購入してもアドビによる在籍確認があるため、お金を無駄にする事になっちゃいます(汗
下記の「よくあるお問い合わせ」にもその辺のことが記載されています。
その他のクリエイティブクラウドを安く購入する方法
学生・教職員版の話を読んでガッカリした人がいると思いますが、実はクリエイティブクラウドを安く購入する方法は他にもあるんです。
ここからはその方法を紹介したいと思います。
クリエイティブクラウドを公式より安く手軽に購入するならアマゾンがおすすめ
アマゾンは通常でも公式よりも安く購入できるうえ、セールとなればさらに割安な価格でクリエイティブクラウドを購入する事ができます。
注意点としてアマゾンには「コンプリートプラン」「フォトショップとライトルームのセット」「フォトショップとイラストレーターのセット」「フォトショップ単体プラン」「イラストレーター単体プラン」しか販売されていません。
そのためAE単体の購入は出来ないんですよね(汗
社会人が1番安くクリエイティブクラウドを購入する方法
社会人がクリエイティブクラウドを安く購入するには1度オンラインスクールに入って学生・教職員版を購入するのが1番安いです。
アドビには「アドビ スクールパートナープログラム」と言うシステムがあり、特定の条件を満たせばアドビから「学生・教職員版のクリエイティブクラウドを販売しても良いよ」と許可をもらう事が出来るんです。
ここで紹介するのはその許可をもらったスクールなので、アドビ公認のスクールと言う事になります。
アドビ公認のスクールは「アドビスクールパートナー」のページにも記載されているので気になる人は確認してみてください。
オンラインスクールで買ったクリエイティブクラウドは通常購入版と同じなの?
クリエイティブクラウドはスクールでも通常購入でもソフトの機能に違いはありません。
スクールから購入するクリエイティブクラウドは学生・教職員版となりますが、アドビのページ(通常版との違いはありますか?)にも通常版と学生・教職員版に違いは無いと記載されています。
A. 学生・教職員個人版と通常版(製品版)でアプリケーションの機能に違いはありません。Creative Cloud の Illustrator 単体プランのみ、学生・教職員個人版ではご利用いただけるサービスが異なります。(通常版とオンラインストレージの容量が異なるほか、Creative Cloud マーケットはご利用いただけません。)
スクールで購入するクリエイティブクラウドは基本的にコンプリートプランになる
いくつかのスクールを確認してみましたが、スクールから購入できるクリエイティブクラウドは基本的にコンプリートプランのようでした。
使いたいソフトが「絶対に1つだけ!」と言う場合は公式の単体プランが安いですが、AE以外にフォトショップもイラストレーターも!とあれこれ使いたい人はスクールのコンプリートプランの方がお得ですね。
社会人でも学生・教職員版のクリエイティブクラウドが購入できるオンラインスクール
最後にクリエイティブクラウドの学生・教職員版が購入できるスクールを2つほど紹介します。どちらも有名なので名前を聞いた事があるかも?
※どちらもオンラインで授業を受ける事が可能です
クリエイティブクラウドはちょっととっつきにくいシステムですが、購入した期間中は常に最新版のソフトが使えるなどのメリットもあるので、AEに興味を持った人は検討してみてはどうでしょうか?