・・・って言っても今すぐ画力を上げるのは、無理です(笑
でもイラストのクオリティーを上げるだけなら意外と簡単に出来るんですよ。この記事では、その方法を紹介します!
「少しでもクオリティーを上げたい!・・・」なんて思っている人は、参考にしてみてください。
このやり方はアナログにも応用できるけど、基本的にはデジタルよりの話になります。
紹介する方法は2つ
紹介する方法は2つです。どちらも些細なものですが、上手く使うとイラストの印象がぐっと良くなるのでおすすめです。
スポンサーリンク
イラストは使用するサイズの2~3倍で描く(大きめに描く)
1つ目は、使用するイラストサイズの2~3倍で描くと言うものです。大きめに描いて最終的に使用するサイズに縮小します。
大きめに描くメリットとしては、イラストを多少雑に描いたとしても縮小する事でごまかせる(綺麗に見える)と言う事です。
雑と言うと印象が悪いですが、使用時にアラが見えないのであれば、それを計算して描く事で時間の短縮が出来ます。
例えばこのブログのアイコンですが、元はこの位のサイズで描きました。これを最終的に縮小してアイコンにしています。

サンプルでは分かり難いかもしれませんが、縮小する事で微妙なゴミ(細かい作画ミス)や線画のゆがみ、塗り残しが改善されています(分からなくなっています)
また主線も圧縮されるため、等倍で作画したときより若干綺麗に仕上がります。
全てのアラが消えるわけではない
残念ながらこの方法でも、全てのアラが消えるわけでないんです。
なので、製作途中でもイラストを縮小してみて、消えるアラと消えないアラを確認しながら作業を進めます。
そして消えないアラのみ、元の大きさのイラストで修正する・・・と言う感じです。
また確認のためイラストを縮小する時は、必ずイラストのバックアップを残してください。「間違えて消しちゃった・・・」とか「間違えて統合しちゃった・・・」とかなったら泣くしかないので(汗
この技法を使用する際の注意点
この技法を使えば、元の画像が多少雑でも、縮小後にアラは消えます。(少なくとも緩和されます)
でも縮小前のイラストをクライアント(依頼人)に見せるなら、元イラストの段階でアラを消す必要があります。
理由はクライアントに見せる元イラストにアラがあると、修正が出る確率が増すからです。
この点については、気おつけた方が良いかと・・・
印象がやさしくなる色トレス(色トレ)
色トレとは、イラストの線画を塗りに近い色にする事です。(厳密には違うかもですが、ここではそう呼ぶ事とします)
色トレをすると線画が黒の時よりも、イラストの印象が優しい感じにできるんですよ。だから何か足りないな~と思った時に試してみると良いかも。
参考画像として、色トレしたアイコンを用意しました。主線の色を変えるとこんな感じになります。

このブログで使用しているアイコンも茶色系の色トレをしてますが、参考画像の茶色はもうちょっと濃いかも?
主線のみ色を塗る方法
主線のみに色を塗る方法は使っているソフトによって異なりますが、主線のみのレイヤー(主線がレイヤー分けされている)がある事が大前提です。
またペイントソフトのレイヤー画面の近くにある「透明ピクセルをロック」や「不透明度の保護」ボタンで、線画のみを塗る事が出来るので、そうやって色トレします。
フォトショップやクリップスタジオなら「透明ピクセルをロック」
SAIなら「不透明度の保護」
ちょっとした事ですけど、この2つだけでも印象が変わるので、おためしあれ!